2017/12/15

RaspberryPiでコンソールから音楽を流す

前回『初期のRaspberry PiをNet- Radioに再活用』からの改造・備忘録です。
http://kimikodover.blogspot.jp/2017/12/raspberry-pinet-radio.html

バックグラウンド音楽専用なので、動作が遅くてリソースを消費するデスクトップは使わず、【moc】をインストしてコンソールから操作するだけにしました。 これでHD代わりのSDメモリー使用量は4GBが1GBに減少し、14GBを音源保存に使用できます。勿論SSHを利用してヘッドレス、他機からの遠隔操作です。


(1)OSのインストールと初期作業
 2017-11-29-raspbian-stretch-light.img使用に変更し、raspi-configを使用して以下を設定
 piのパスワード設定
 言語は英語のまま(リソース節約)で、キーボードとタイムゾーンを設定
 boot立ち上げは、「Desktop+パスワード入力」(重要)
 sshは使用で設定。
 次にupdateの実行
  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get upgrade
 rootのパスワードを設定
  $ sudo passwd root
   *****
  $ sudo su でチェック
 新しい一般ユーザを作る
    $ sudo adduser kimiko
  rebootしてkimikoでログイン
 デフォルトユーザであるpiは削除する
  $ sudo userdel -r pi
 sudo raspi-configで、boot立ち上げをコンソール・kimiko自動ログインに設定する。

(2)ufwのインスト(変更なし)
 $ sudo apt-get update
 $ sudo apt-get install ufw
 $ sudo ufw disable (ファイヤーウォール無効)
 $ sudo ufw default DENY (入信は原則遮断)
 $ sudo ufw allow from 192.168.**.* to any port ****  (ssh用)
 $ sudo ufw allow from 192.168.**.* to any port 5900  (VNC用)
   (遠隔操作接続の許可は、lan内の母艦に限定しておきます)
 $ sudo ufw enable (ファイヤーウォール有効)
 $ sudo ufw status  (ufw ステータス確認)

(3)sshの設定(変更なし)
 $ sudo nano /etc/ssh/sshd_config
  4行目
  port 22 のポート番号22を ****に変更(重要)
  27行目:noに変更してrootログイン禁止
  PermitRootLogin no
  $ sudo /etc/init.d/ssh restart
(4)SD寿命対策(変更なし)
(参照 http://www.pc-links.com/blog/raspberrypi/fsprotect/)
 # nano /etc/fstab で以下の3行を追加
  tmpfs    /tmp    tmpfs    defaults    0    0
  tmpfs    /var/tmp    tmpfs    defaults    0    0
  tmpfs    /var/log    tmpfs    defaults    0    0
 その後
  # mount /tmp
  # mount /var/tmp
  # mount /var/log
(5)wifi設定(以下を参照)
  https://raspida.com/wifi4raspbian
  http://igarashi-systems.com/sample/translation/raspberry-pi/configuration/wireless-cli.html
(6)mocのインストール
  $ sudo apt-get install moc
(7)usb_DAC_優先順位の設定(変更なし)
  (参照)https://tomosoft.jp/design/?p=8142
 $ cat /proc/asound/modules
   0 snd_bcm2835
   1 snd_usb_audio
 優先度を変更するために必要なalsa-base.confファイルは、次のように新規に作成する必要があり。
 $ sudo nano /etc/modprobe.d/alsa-base.conf
  options snd slots=snd_usb_audio,snd_bcm2835
  options snd_usb_audio index=0
  options snd_bcm2835 index=1
 変更が終了するとrebootして、優先度が変わっていることを確認します。
 $ cat /proc/asound/modules
   0 snd_usb_audio
   1 snd_bcm2835

(7)Windows10母艦からWinSCPを使用して、今までのmp3音源をRaspberryへ書き込み。
 主な音源は母艦でストリーミング録音したものと、手持ちCDからMP3へ変換したもの。


(8)あとは「mocp」で立ち上げて、音楽を鳴らすだけ

 基本的には上下矢印キーで選曲、Enterで再生。
 「../」を選ぶと一つ上のフォルダに移動。(あたりまえですが)
   q  コンソール画面に戻るが、バックグラウンドで再生を続ける
   Q  完全に moc の終了
   h  クイックヘルプ
 また、プレイリストも作成できます。(スクリーンショット右側)
 Tabキー ファイルリスト ー プレイリスト 間の移動
   a  ファイルリストからプレイリストに追加
   S  シャッフル
   R  リピート
   C  プレイリストのリセット

0 件のコメント:

コメントを投稿