4,5年前に買った初期の「Raspberry Pi Type B 」( CPU:700 MHz 1コア)
メモリーが512MBなので、非力です。 しかし数ワット/時と低消費電力で、24時間連続通電でも、1カ月で80円程度なのが魅力です。
model2(2コア、メモリー1GB)が出てからは使用していませんでしたが、 Net- Radioとして再活用するように手を加えたときの備忘録です。
Raspberryと秋月電子のUSB-DAC(自作用1800円程度)を使って、ステレオアンプに接続する構成です。
なお、離れた居間のアンプにつなぎますので、lan接続にはUSB-wifi子機を使用。
(BuffaloのWLI-UC-GNME(780円)は、問題なしに認識されました^^)
以下はOS側での作業内容です。
(1)OSのインストールと初期作業
2017-11-29-raspbian-stretch.imgを使用し、raspi-configを使用して以下を設定
piのパスワード設定
言語は英語のまま(リソース節約)で、キーボードとタイムゾーンを設定
boot立ち上げは、「Desktop+パスワード入力」(重要)
sshは使用で設定、VNCは別のを使用するので、初期はインストせず
wifiの接続設定もDesktop状態で済ませておくと楽です。
updateの実行
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
rootのパスワードを設定
$ sudo passwd root
*****
$ sudo su でチェック
(2)ufwのインスト
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ufw
$ sudo ufw disable (ファイヤーウォール無効)
$ sudo ufw default DENY (入信は原則遮断)
$ sudo ufw allow from 192.168.**.* to any port **** (ssh用)
$ sudo ufw allow from 192.168.**.* to any port 5900 (VNC用)
(遠隔操作接続の許可は、lan内の母艦に限定しておきます)
$ sudo ufw enable (ファイヤーウォール有効)
$ sudo ufw status (ufw ステータス確認)
(3)sshの設定
$ sudo nano /etc/ssh/sshd_config
4行目
port 22 のポート番号22を ****に変更(重要)
27行目:noに変更してrootログイン禁止
PermitRootLogin no
$ sudo /etc/init.d/ssh restart
(4)SD寿命対策
(参照 http://www.pc-links.com/blog/raspberrypi/fsprotect/)
# nano /etc/fstab で以下の3行を追加
tmpfs /tmp tmpfs defaults 0 0
tmpfs /var/tmp tmpfs defaults 0 0
tmpfs /var/log tmpfs defaults 0 0
その後
# mount /tmp
# mount /var/tmp
# mount /var/log
(5)VNCサーバーのインスト、自動立ち上げ
インストール:
$ sudo apt-get install -y tightvncserver
手動で一回立ち上げて、パスワード設定:
$ sudo vncserver
lightdmで設定編集し、自動立ち上げ可能にする
$ sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf
...
... 最後方。コメントはずして以下に編集
[VNCServer]
enabled=true
command=Xvnc
port=5900
width=1280
height=800
depth=24
raspi-config の Boot Optionsは、パスワード入力立ち上げにしておくこと!
これでセキュリティは以下の3重になる。
ルーターのファイアウォール
ローカルからの接続限定ファイアウォール
piのパスワード
(6)VLCのインスト
$ sudo apt-get install vlc
(7)usb_DAC_優先順位の設定
(参照)https://tomosoft.jp/design/?p=8142
$ cat /proc/asound/modules
0 snd_bcm2835
1 snd_usb_audio
優先度を変更するために必要なalsa-base.confファイルは、次のように新規に作成する必要があります。
$ sudo nano /etc/modprobe.d/alsa-base.conf
options snd slots=snd_usb_audio,snd_bcm2835
options snd_usb_audio index=0
options snd_bcm2835 index=1
変更が終了するとrebootして、優先度が変わっていることを確認します。
$ cat /proc/asound/modules
0 snd_usb_audio
1 snd_bcm2835
(8)母艦で、ネット放送ShoutcastからPlaylistを作成し、Raspiへ入れます。
https://www.shoutcast.com/ へ接続し、お好みの局を選択して、⇩印をクリック。
これは、Raspiでも可能ですがブラウザの動作が遅いので、母艦で作業をします。
次にWinamp(pls)を選択し、plsファイル保存を指示します。
Downloadされたplsファイルをraspberryに送っておきます。
(9)Raspberryで演奏
VNC接続したRaspiの画面でplsのファイルホルダーを開き、聞きたいplsファイルを右クリックし、「vlcで開く」を選択すれば、その曲の演奏が始まります。
なお、Shoutcastに登録された局の50%程度は、「あんたの国では聞けないよ」って言われますので、その局は廃棄しちゃいましょう。。。^^)
SSはVNC接続している母艦の画面です。
この場合の母艦もLinux機(Debian)で、Vnc-viewerはreminaを使用しています。
reminaの設定はハマりやすいので、SSを添付。
これで素敵な音楽が、24時間365日OKになりました~^^)
Net-Radioだけではなくて、一般のmp3もこれで聞けます。
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