2018/03/10

豊洲市場耐震疑惑に関する都議会質問

もし私が都議会議員なら、こんな質問で東京都を追求してみたいですね。
(追加土間コンによる耐震性不足疑惑に限定するため、前半部分を削除しました)

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「豊洲市場の杭の耐震性と追加工事」に関し、澤中央卸売市場次長にお尋ねいたします。

(1)
第4回市場のあり方戦略本部会議にて、澤中央卸売市場次長は以下のようにご発言されております。(第3回と記載していましたが第4回が正解です)

「なお、コンクリートを敷き詰めることによる建物構造上の問題につきましては、 複数の外部専門家に問合せを行いまして、問題のないことを確認しております。」

複数の外部の専門家とはどなた達で、どんな根拠で問題ないとおっしゃられたのでしょうか?

以下の内容をきちっと伝えて判断を仰ぎましたか?
1)杭の検定比は1.00で安全率上での余裕がまったく無いものがある
2)追加する土間コンは基礎柱に密着して打設する

(回答)状況はきちっと伝えて判断を仰ぎました。

あれ? 第3回市場のあり方戦略本部会議のときに、「土間コンは基礎柱に密着して打設する」という設計はできあがっていたのですか? 不思議ですね〜^^)


(2)
次に建築主事におたずねします。
(以降の土間コン追加による耐震性不足疑惑は1個前のブログ記事に詳細を記載して います。 http://kimikodover.blogspot.jp/2018/03/blog-post.html )


仲卸棟のピット床の追加工事では、追加された床のコンクリート重量は少ない目に計算しても、建物全体で200,379kN(約2万トン)になります。


            図3・追加土間コン断面図


この床(土間コン)は基礎柱に密着して打設されていますが、鉄筋で追加床と基礎柱が連結されてはいません。もしこの間にクラックが入った場合、地震の上下振動では追加床と基礎柱とは相対的に上下にずれますが、水平地震振動では両者は接触していて相互に影響しあい、ずれは発生しません。即ち上下方向可動なローラー接続とみなすことができ、下図の構造計算モデルになると思われます。
(第3回PT・提出資料 http://www.toseikaikaku.metro.tokyo.jp/shijyoupt03/06_datousei.pdf を参考にして緑色で土間コンを加筆)



             図4・土間コンのモデル化
         (基礎柱、土間コン、ローラーは断面を示す)


追加土間コン重量により印加される水平地震力合計は(土間コンが土壌に接触しているので)水平震度0.1として、200,379kNx0.1=20,038kNとなり、これがすべての基礎杭に分散して印加されることになります。

構造計算書では、基礎に印加される水平地震力合計は651,817kNでしたから、これにより基礎杭に印加される地震力は、追加された土間コンにより、実に3%も増加したことになります。

先程の質問で、構造計算では基礎杭の約4割の杭が、検定比0.97〜1.00の状態と申し上げましたから、印加される水平地震力が3%も増加するとこれらの杭は検定比1.00を超えて、違法状態になっているのではないかと思われます。豊洲市場の建物が建築基準法施行令に違反するとなれば、ゆゆしき事態になります。

過去に「抑えコン1cmの誤記」があり、「1200トン重量を減築で対処し、構造計算はやり直しをしなかった」ということで、「どこを減築したのか?」という疑問が残っていますが、今回は約2万トン強を減築したとはとても思えません。

杭の検定比が1.00を超えているのかどうか、違法状態になっていないかどうか、これらを明らかにするため、構造計算および建築審査のやり直しを要求いたします。

(回答予想:土間コンは基礎柱とは切り離して打設されており、追加された床重量による杭への水平地震力の影響は発生しないと承知しております。また他の事例でもそのように扱われております。)


(7)
それはおかしい。
ここに「にいがた住宅センター」が作成された「構造計算適合判定の審査事項について」の解説があり、確かに切り離されておれば建築主事のいう通りであります。しかしこの図でもわかるように、「切り離された明確な隙間」が存在しております。


           図5・土間コン切り離し可能事例図


しかるに豊洲市場の場合は、図6に再掲するごとく、追加された土間コンの厚み25cmの2/3以上が基礎柱に密着しております。 残り1/3は約1cm程のゴム板をはめてありますが、これは基礎柱と土間コンとの干渉をなくす隙間ではなく、見た目だけの見せかけ防水処理のためのものであります。

従って、とても「切り離して打設」しているとは言えない状態であり、土間コンに発生する地震力(慣性力)は即座に直接的に基礎柱に伝わります。


 
           図6・追加土間コン断面図(再掲)


建築主事のご答弁には明らかに詭弁で矛盾があるのではないでしょうか?

改めて構造計算および建築審査をやり直し、杭の検定比を明確にすることを要求いたします。

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180314 (5)澤中央卸売市場次長への質問を追加・挿入
180319 追加土間コンによる耐震性不足疑惑に限定し、前半部分を削除しました。

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